昨日、今日の2日間で少なくとも20年以上は手入れされていない約50年モノのフクヤマピアノのフル整備と消音ユニット取付を行いました。何しろ、20年以上何の手入れもされていないものですから、アクション、鍵盤は湿気て動かないもの多数。ネジ類など金属の錆は全体的には少ないですが、錆び付いてしまったものを抜き取るのにとちょっと苦労しました。無理に抜こうとするとネジ切れる(折損)する恐れもあるのでゆっくりジワジワドライバーを回していきます。アクション、鍵盤の調整、調律を終えたピアノはホントに欲しくなるくらいいい音のピアノでした。以前、フクヤマピアノの社長さんにお会いした時に聞いた、【イギリス製】のフクヤマの特徴があり、ちょっとワクワクしました。フクヤマピアノの工場はかつて我が町板橋区前野町にもあったんですって。
昭和40年代はとにかく売れて売れて生産が追いつかず、イギリスのピアノメーカー(どこのメーカーかはわからず)に生産を委託していたのだとか。
ニッシンエレクトロ㈱のピアメイトプラスも無事に取り付け完了しました。
古ーいピアノの再生に最新型消音ピアノユニット取付。なかなか楽しいお仕事でした。

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