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あまり遭遇しない症状

もう何年も伺っているお客様宅のピアノなのですが、去年の夏から、調律後数時間でものすごく音が狂ってしまう箇所があり、修正しに何度も伺う度に、狂ってしまう原因などを究明しようとするも特に異常が認められず(見つけられず)調律の仕方の問題だったのかな?と思ってて、先週、再び慎重に調律し終わったあと、やはり数時間でものすごく狂ってるとの連絡を受け、何!?わかった!今回こそ原因究明してやると意気込んで再訪問。対象の弦を調律し、ヨシ!強打鍵しても狂わないぞ。念の為色々確認し、対象の弦を緩めてしごいてみたとたん『バンッ!』やべー!切っちゃったか!?と思ってよくよく見たら、チューニングピンから弦のコイルが抜け落ちてしまってました。ピンホールにちゃんと弦が入っていなかったのか屈曲部で折れてしまっていたのか、そいった理由で調律してもしっかり保持できなかったみたい。

弦をちゃんと張り替えたから今度は大丈夫だと思います。

※右下写真が正しいコイルの状態です。

 

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